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天窓の魅力とは?!メリットとデメリットを解説
2021.08.07
屋根に設置する天窓は、採光や換気の機能にとても優れた設備です。
機能性はもちろん、見た目も非常にオシャレなので、天窓をご自宅に設置される方は年々増加傾向にあります。
しかし日本とは違い、北欧では1941年頃から現在に至るまで、天窓は非常に多くの住宅や施設に採用されています。
積極的に採用することで省エネ効果が見込めるだけでなく、使い勝手や機能性が向上していることも人気の理由です。
以前よりおうち時間が長くなっている現在では、まさに天窓は注目の設備だと言えます。
そこで今回は、天窓を設置した場合のメリットやデメリットについて、ご紹介させて頂きましょう。
天窓の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!
天窓設置の魅力を一言で表すと、「室内に居ながら風と光を存分に感じることができる快適な住空間を実現できる。」となるでしょう。
天窓は、壁に設置されている窓と比べ、通気量が非常に多いと言うメリットがあります。
また、壁に設置されている窓と天窓を組み合わせることによって、室内に風の通り道を作ることができるので換気効率が上がるだけでなく、室内には常に爽やかな風が流れます。
そして、暖かい空気は高いところに上がるので、天窓を設置するだけで効率的に室内の熱を外部へ排出することが可能となります。
風と熱の排出効果により、室内の体感温度はおおよそ-3℃となるため、夏場でも快適に過ごすことができるでしょう。
次に、光についてのメリットをご紹介いたします。
壁に設置されている窓では、光が入る時間帯や光量がどうしても限られてしまいます。
特に都市部では近接する建物の影響で、光が入らない時間帯が多いお宅もあるでしょう。
しかし、天窓は採光性にとても優れているので、時間帯や近隣の建物に関係なく、天空からの光を常に室内に取り入れることができます。
さらに、天窓の種類によっては光の量をブラインドで調整することができるため、好みに合わせて室内環境を整えることが可能です
また、日光を浴びることは、健康に良いとも言われています。
なぜなら私たちの身体は日光を浴びることにより、体内にビタミンDが生成されるからです。
ビタミンDは、うつ病やパニック障害、睡眠障害や認知症などを予防する効果があると言われています。
ですから天窓のある生活は、室内を快適な空間にするだけではなく、住む人の健康にも良い影響を与えることが期待できると言えるでしょう。
魅力的な要素の多い天窓ですが、デメリットが全くないわけではありません。
天窓を設置する部分にはソーラーパネルが載せられないので、屋根にソーラーパネルの設置を検討されている方は設置面積が減少することとなります。
また外壁や屋根と同様に天窓も定期的にメンテナンスが必要な設備です。メンテナンスを行うには足場が必要になることもありますので、屋根のメンテナンスを行うタイミングで天窓もメンテナンスしておきましょう。
メンテナンスを怠ると屋根材と天窓の設置部分から雨漏れが発生することもありますので、消耗部品については交換が必要だと知っておきましょう。
室内に常に光を取り入れることができる天窓は、天空の光だけでなく太陽からの熱(赤外線)も室内に取り入れています。これにより冬場は天窓を閉じておくことで室内の温度上昇に貢献し、夏場は風を通して温かい空気を外に逃す。
という仕組みが成立するのですが、最近では光の量を調整できるブラインドが設置されていたり、複層ガラスで結露が防止できたりと天窓の機能性を調整できるような機能が装備されるようになりました。
他にも通風させたい時には、リモコンで天窓を開閉できる天窓や、雨感知センサーが搭載されている天窓もあります。
この雨感知センサー付きの天窓を設置していれば、外出時に突然雨が降ったとしても、焦らなくて大丈夫です。
なぜなら、雨感知センサーに雨粒が当たると天窓が自動で閉じてくれるので、室内に雨を入り込ませる心配がないからです。
採光目的のみで開閉しないタイプを選択される方もいらっしゃいますが、天窓を設置するのであれば通風機能にも着目し、快適性の高い住空間を実現されると良いでしょう。
天窓は、経年劣化によってガラスの破損や雨漏りが生じてしまう可能性があるため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
一般的には天窓の寿命は、20年から25年とされています。
しかし、天窓からの雨漏りを防ぐシーリング材が10年ほどで劣化してしまうため、そのタイミングでのメンテナンスは必要です。
ですから、天窓を設置してから10年経過した段階で、専門の業者にメンテナンスを依頼しましょう。
天窓のメンテナンスでは、ガラス周辺のシーリング材の交換、防水シートなどの点検、外側のガラスの清掃などが行われます。
また、20年ほどが経過した場合は、ガラスの曇りや傷の発生、窓枠の腐食といった症状が発生している可能性があります。
そこで20年目のメンテナンスの時には、天窓そのものの交換を検討しましょう。
こうした定期的なメンテナンスによって、天窓のある快適な生活は守られるのです。
今回は、室内の環境を快適にしてくれる天窓のメリットとデメリット、メンテナンスについてご紹介させて頂きました。
外部の視線を気にすることなく、壁面より3倍の採光効果がある天窓は、電気代が節約できるだけでなく、同居するご家族の健やかな暮らしに必ず貢献してくれることでしょう。
なお、ここまでお読みいただいた方の中には「我が家は瓦屋根だから・・・」と天窓の設置をあきらめるようとされた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、どうぞご安心ください。
施工方法は違いますが、天窓は瓦屋根、スレート屋根、板金屋根のいずれにも設置が可能です。
新築時に設置することの多い天窓ですが、実は屋根のメンテナンスリフォームのタイミングで新たに設置をご検討される方も増えています。それはやはり天窓がもたらす「光」と「風」の快適性が人々を惹きつけるからでしょう。
機能性はもちろん、見た目も非常にオシャレなので、天窓をご自宅に設置される方は年々増加傾向にあります。
しかし日本とは違い、北欧では1941年頃から現在に至るまで、天窓は非常に多くの住宅や施設に採用されています。
積極的に採用することで省エネ効果が見込めるだけでなく、使い勝手や機能性が向上していることも人気の理由です。
以前よりおうち時間が長くなっている現在では、まさに天窓は注目の設備だと言えます。
そこで今回は、天窓を設置した場合のメリットやデメリットについて、ご紹介させて頂きましょう。
天窓の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!
天窓の魅力ってどんなところ?
天窓設置の魅力を一言で表すと、「室内に居ながら風と光を存分に感じることができる快適な住空間を実現できる。」となるでしょう。天窓は、壁に設置されている窓と比べ、通気量が非常に多いと言うメリットがあります。
また、壁に設置されている窓と天窓を組み合わせることによって、室内に風の通り道を作ることができるので換気効率が上がるだけでなく、室内には常に爽やかな風が流れます。
そして、暖かい空気は高いところに上がるので、天窓を設置するだけで効率的に室内の熱を外部へ排出することが可能となります。
風と熱の排出効果により、室内の体感温度はおおよそ-3℃となるため、夏場でも快適に過ごすことができるでしょう。
次に、光についてのメリットをご紹介いたします。
壁に設置されている窓では、光が入る時間帯や光量がどうしても限られてしまいます。
特に都市部では近接する建物の影響で、光が入らない時間帯が多いお宅もあるでしょう。
しかし、天窓は採光性にとても優れているので、時間帯や近隣の建物に関係なく、天空からの光を常に室内に取り入れることができます。
さらに、天窓の種類によっては光の量をブラインドで調整することができるため、好みに合わせて室内環境を整えることが可能です
また、日光を浴びることは、健康に良いとも言われています。
なぜなら私たちの身体は日光を浴びることにより、体内にビタミンDが生成されるからです。
ビタミンDは、うつ病やパニック障害、睡眠障害や認知症などを予防する効果があると言われています。
ですから天窓のある生活は、室内を快適な空間にするだけではなく、住む人の健康にも良い影響を与えることが期待できると言えるでしょう。
天窓のデメリットはあるの?
魅力的な要素の多い天窓ですが、デメリットが全くないわけではありません。天窓を設置する部分にはソーラーパネルが載せられないので、屋根にソーラーパネルの設置を検討されている方は設置面積が減少することとなります。
また外壁や屋根と同様に天窓も定期的にメンテナンスが必要な設備です。メンテナンスを行うには足場が必要になることもありますので、屋根のメンテナンスを行うタイミングで天窓もメンテナンスしておきましょう。
メンテナンスを怠ると屋根材と天窓の設置部分から雨漏れが発生することもありますので、消耗部品については交換が必要だと知っておきましょう。
進化する天窓の機能。快適に過ごすためのポイント
室内に常に光を取り入れることができる天窓は、天空の光だけでなく太陽からの熱(赤外線)も室内に取り入れています。これにより冬場は天窓を閉じておくことで室内の温度上昇に貢献し、夏場は風を通して温かい空気を外に逃す。という仕組みが成立するのですが、最近では光の量を調整できるブラインドが設置されていたり、複層ガラスで結露が防止できたりと天窓の機能性を調整できるような機能が装備されるようになりました。
他にも通風させたい時には、リモコンで天窓を開閉できる天窓や、雨感知センサーが搭載されている天窓もあります。
この雨感知センサー付きの天窓を設置していれば、外出時に突然雨が降ったとしても、焦らなくて大丈夫です。
なぜなら、雨感知センサーに雨粒が当たると天窓が自動で閉じてくれるので、室内に雨を入り込ませる心配がないからです。
採光目的のみで開閉しないタイプを選択される方もいらっしゃいますが、天窓を設置するのであれば通風機能にも着目し、快適性の高い住空間を実現されると良いでしょう。
天窓のメンテナンス方法はあるの?メンテナンス時期はいつ?
天窓は、経年劣化によってガラスの破損や雨漏りが生じてしまう可能性があるため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。一般的には天窓の寿命は、20年から25年とされています。
しかし、天窓からの雨漏りを防ぐシーリング材が10年ほどで劣化してしまうため、そのタイミングでのメンテナンスは必要です。
ですから、天窓を設置してから10年経過した段階で、専門の業者にメンテナンスを依頼しましょう。
天窓のメンテナンスでは、ガラス周辺のシーリング材の交換、防水シートなどの点検、外側のガラスの清掃などが行われます。
また、20年ほどが経過した場合は、ガラスの曇りや傷の発生、窓枠の腐食といった症状が発生している可能性があります。
そこで20年目のメンテナンスの時には、天窓そのものの交換を検討しましょう。
こうした定期的なメンテナンスによって、天窓のある快適な生活は守られるのです。
まとめ
今回は、室内の環境を快適にしてくれる天窓のメリットとデメリット、メンテナンスについてご紹介させて頂きました。外部の視線を気にすることなく、壁面より3倍の採光効果がある天窓は、電気代が節約できるだけでなく、同居するご家族の健やかな暮らしに必ず貢献してくれることでしょう。
なお、ここまでお読みいただいた方の中には「我が家は瓦屋根だから・・・」と天窓の設置をあきらめるようとされた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、どうぞご安心ください。
施工方法は違いますが、天窓は瓦屋根、スレート屋根、板金屋根のいずれにも設置が可能です。
新築時に設置することの多い天窓ですが、実は屋根のメンテナンスリフォームのタイミングで新たに設置をご検討される方も増えています。それはやはり天窓がもたらす「光」と「風」の快適性が人々を惹きつけるからでしょう。
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